2016年2月12日金曜日

政治学者の京極純一の功績。政治に統計学を!

政治に統計学を導入した第一人者


 京極純一さんは、統計学を始めて政治の分野に導入した方です。
 2月12日にニュースで死去が報じられ、その偉業が語られました。
 「世論調査」や「得票成績」の数値データを基に、
 投票行動や有権者の意識を分析した「政治意識」の分析が注目されました。
 しかし、今の私たちがその恩恵を受けているイメージはあまりありません。

統計学と政治は密接に関係している
統計学は政治と密接に関係している


政治に統計学ってどういうこと?


 例えば、日本国民を豊かにしたいと政治家が思っているとします。
 しかし、街行く人に尋ねても答えがバラバラで、その一人一人の証言は客観性に欠けてしまいます。

 首相『

「近所の安元さんに最近の生活はどうですか?」と尋ねれたら、
「会社がうまく回ってね、いい感じだよ」と言っていました。

日本の景気は順調です』

 そんな答弁では記者も納得しません。なので、日本国民の豊かさを測る指標が必要になります。
 首相「日本国民の豊かさを測る指標が順調に上がっているので景気は回復しています」

 これなら記者もニッコリです。では、そもそも日本国民の豊かさの指標って何でしょうか?

日本の豊かさの指標は決まっていない


 日経平均株価だったり、実質国民総生産だったり、あるいは、実質個人支出だったり。
 どれが正解ではないし、けれど、どれも正解です。

 安部首相にとって日本国民は、日本の経済界になります。
 しかし庶民視点で言えば、事実個人支出を見て欲しい所です。

 統計学が浸透する中で、その扱いがうまかったり、受け手が下手だったりする昨今。
 下手な情報に惑わされない知恵が必要です。





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