Rコマンダーのインストール方法
R コマンダーは、Excel や SPSS のようにマウスやダイアロボロックスを使った
GUI(視覚的に操作できる)を、R に持たせるパッケージです。
インストールは、前回と同じ、「R console」 のコマンドから実行します。
「R コマンダー」のインストール方法と起動方法
Ⅰ:
R を管理者権限で実行します。
管理者権限は、Rのアイコンを右クリックすると表示されます
Ⅱ:
コマンド「install.packages("Rcmdr", dependencies=T)」を入力して実行します。
Ⅲ:
パッケージは、library(パッケージ名)によって実行します。
R コマンダーを実行するには、library(Rcmdr)と入力します。
R コマンダーでは、
- データの読み込みや加工
- 度数分布や相関係数のような記述統計
- グラフの作成
- 回帰分析等の多変量解析
をGUIで操作できます。
R console では、計算式のようなコマンド(命令)を必要としましたが、
R コマンダーでは、視覚的に操作できます。
また、その操作の対象とコマンドも、スクリプトウィンドウに表示されるので、
R で必要なコマンドを覚えるのに役立ちます。
インストール時の注意点
R コマンダーを実行するのに、必要なパッケージがRに組み込まれていないとエラーが発生します。
足りないパッケージの指示が出た場合は、そのままパッケージをインストールしましょう。
次回は、さらに R を使いやすくする統合開発環境「RStudio」について紹介する。